私は先週献本でいただいていたので、すでに読了。
電車の中で周囲に表紙が見えるように読んでみたり、居酒屋で呑みながら横に置いてみたりと地道な広報活動を実施中です。

こんな感じで。

こちら先程入荷しました有隣堂アトレ恵比寿店。
同書掲載書籍で在庫のあったものを集めて即席コーナー化。
早速1冊買われていきましたのであります。
さて、今回同賞に選考委員として関わらせていただいたことはすでに述べましたが、本も無事に発売になりましたので、どの本を推薦していたのか明らかにしたいと思います(素性がバレちゃいますね)。
“想い”と“頭脳”で稼ぐ 社会起業・実戦ガイド 「20円」で世界をつなぐ仕事
- 作者: 小暮 真久
- 出版社/メーカー: 日本能率協会マネジメントセンター
- 発売日: 2009/03/21
- メディア: 単行本
「2006年のユヌスのノーベル平和賞受賞以来、「社会起業」という言葉が注目を浴びるようになっているが、「社会を良くしたい」という想いだけではなく、起業である以上それ相応の戦略が必要であり、その意味においては「社会起業」と「起業」にはなんら違いはない。
元マッキンゼーの著者は、その経歴で身につけた戦略、スキルを活かして「やりたい仕事」をした結果、「社会起業家」と呼ばれるようになった。
自らの仕事を鑑みて、その目的とは何なのか、結果何をなし得ることができるかと、改めて考えさせられる1冊。」
見事に新人賞を受賞したTABLE FOR TWO小暮真久さんの著作。
「おそらくジョブズの成功を最もよく知るであろうベンチャーキャピタリストが、「起業」するために必要なマニュアル、スキルよりもマインドに重点を置いて書いたのが本書。
「起業」という表のテーマに見え隠れする「人生如何にして生きるか」という裏のテーマ(そういう表現が本文中にあるわけではない)。
もちろん起業本としてもこれ以上ないほど秀逸だが、人の道に逸れる者は起業をしても成功はしない、と断言できる1冊。」
48位にランクイン、海と月社刊行の好著。
リフレクティブ・マネジャー 一流はつねに内省する (光文社新書)
- 作者: 中原 淳
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2009/10/16
- メディア: 新書
「人を育てるという困難で険しい道のりに臨むとき、リーダーは他者との関わりを通じ内省(リフレクション)することが重要、とサーバントリーダー、ダイアローグなどをキーワードに解説。
ジャック・ウェルチがジェフ・イメルトを導いたアメリカに対し、日本では偉大なリーダーが次の偉大なリーダーを育てられない(ソニーやユニクロは好例)傾向があるが、その問題解決の糸口に本書は役立つ。
会社内の上下関係だけでなく、家族や友人との関係構築にも新しい視点をわかりやすく教えてくれる。」
共著者金井壽宏さんは監訳の『人を助けるとはどういうことか 本当の「協力関係」をつくる7つの原則』が1位、『サーバントリーダーシップ』も29位。
「反市場・反外国・雇用創出・悲観的。4つのバイアスを例に投票者の経済に対する意識と経済学的な合理的判断の乖離を指摘。投票者が合理的な政策判断をしない(できない)理由を紐解く。
人々がなぜ合理的に非合理な行動に出るのか、選挙にテーマを絞ることで類書よりもイメージしやすくなっている。
翻訳書なので事例はアメリカだが、日本にも当てはまることが多い。総選挙前、もっと多く人に読んでもらいたかった1冊。いや、今からでも遅くない。」
「メディアのニュースでも食品に関する話題は事欠かず、何かを食べる時の人々の関心は高い。
本書は、私たちが普段口にしているものが、どのような経路をたどって食卓に上がるのかを具体的に示し、その裏に潜む食物連鎖の実態を明らかにする。これを成立させているアメリカ社会の産業構造を、日本も追いかけている状況。もはや対岸の火事とは言えない。
ビジネスマンのみならず、人々の生活の基礎となる食の重要性について気づきをもたらしてくれる1冊。」
この2タイトルは毛色が違いすぎましたでしょうか…。
第一回目ということで、課題も残した賞であることは否めません。
が、この賞と、同書をきっかけにビジネス書を読む人が一人でも増えるのであれば、大いに意義があることだと思います。
フェア開催書店もあるようなので、今度そちらもレポートしたいと思います。
【速報】ビジネス書大賞受賞作発表 - マッコリはカルピスです。(旧ブログ)
http://blog.goo.ne.jp/gan_chan_kadoya/e/e1571c877f0c6feb03e5a154df7ce6a
『“想い”と“頭脳”で稼ぐ 社会起業・実戦ガイド 「20円」で世界をつなぐ仕事』http://ganchankadoya.seesaa.net/article/138863559.html
ラベル:ビジネス書
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